高齢化のために65歳以上の高齢者が多くなってきており、個人事業主でない限り定年退職後は貯蓄と年金だけでの生活を余儀なくされています。対応できない急な出費に見舞われたとき、年金担保融資という制度はあるものの、この制度も2010年に廃止が決まってからは緩やかにではありますが、融資額の引き下げなどが起こっており、いつかは制度自体もなくなってしまうため、あまりあてにはできません。そんな中、少し変わった不動産担保ローンがでてきました。「リバースモーゲージ」という制度です。
リバースモーゲージとは高齢者を対象としたローンで、今現在住んでいる家や土地を担保に融資してもらうことができます。一見通常の有担保型ローンのようにも見えますが、違うのはその返済方法です。通常のローンは月々に一定の金額を返済して行きますが、リバースモーゲージは利用者の死亡や転居、あるいは何らかの形で契約が終了したときに担保を処分して融資額と利息を一括で返済します。会社によってはその月に利用したお金の利息分だけ支払わなくてはならないことがあります。
返済できなくなっら担保を処分されてしまう有担保型ローンとは違い、利用者は月々の返済を気にすることなく自分の家に住みながらお金を受け取ることが出来ます。家を手放すリスクや返済の負担がないため、非常に魅力的な制度です。
しかしリスクがないわけではありません。利用者が長寿化することにより借入残高が担保の価値を超えてしまい途中でお金を借りる融資が停止してしまうことがあります。また家の価値は年々下がっていく上、金利の変動も起こるため利息が安定しないという不安もあります。まだまだ改善の余地が残っている制度なので、よく考えてから利用することをおすすめします。